とても寒がりで冬の季節が嫌いな、たー坊です。
今回は、RF3のステップワゴンで、アイドリングが突然エンジン回転1200回転~1500回転位に上がるという修理依頼がありました。
診断機では異常無しと出ました。
これがなかなか症状が出なかったので預かり、どういった時に症状が出るのか、何も触らずに調査に入ります。
修理には問診と調査が大切です。良くいろいろと触っていたら原因が分からず直ったとうケースがあります。
アイドリング、試乗と繰り返し、突然回転が上がるのと、走行中に1500回転~2000回転で息継ぎを何回か感じました。
息継ぎは直ぐに思いつくのが点火系です。
2番のダイレクトコイルが焼けて(抵抗値はどれも同じでした)プラグも摩耗しております。
2箇所の症状が1つの原因なのか2つ原因があるのか探ります。
他のダイレクトコイルがあったので2番を入替え試乗するとシャクリは無くなりましたが突然回転が上がるのは出ました。原因は別々です。
アイドリングでは、直ぐに思いつくのがスロットルボディの詰まりですが、キャル入庫前に他で清掃済と聞いてて、私も車上で清掃を行いましたが同じ症状が出ました。
エアダクト、インマニガスケット破れ、O2センサー不良他いろいろ考えられるので点検を行いましたが異常なし。
今回はハンドル回しても、エアコン入れてもアイドルアップするのでエアーコントロールバルブ(ステッパーモータ)は作動している事がわかります。はっきりとアイドルアップしなかったらコントロールバルブを交換するのですが・・
お客様の要望で費用を安く済ませたいので、車両から降ろして徹底的に分解清掃を行う事にしました。
作業に夢中になり清掃前のカーボンで汚れていた写真 を忘れました(^_^;)
エアー通路だけでなく、デューティ値を調整するステッパーモータの軸も清掃したいので、クリーナーを吹き付け電源をON,OFFを繰り返し、その後にグリスアップを行いました。
幾分ステッパーモータの動きが迅速になったような気がします。
早速、組付、取付行い、アイドリング、試運転を繰り返し行いましたが症状は出ませんでした。
今回は直ぐに症状が出なかったので原因追究に時間が掛かりました。
安く費用が掛からないようにという事だったので、コイル1本、プラグ4本のみの交換で今後、1.3.4番のコイル不良、コントロールバルフがカーボンで詰まる事があるかも知れませんと伝え、了解して貰って納車となりました。
たー坊でした。